小さいお子さんがおられる方のなかには、電車での移動を苦痛に思われる方も多いと思います。ベビーカーを使われている方は混んでいる車内に入っていくのにも遠慮がいりますし、エレベーターの場所を探すのにも一苦労です。また、子どもは車内でじっとはしてくれません。特に2歳ぐらいの「いやいや期」と呼ばれる時期のお子さんは、ぐずり出すと、どんな風に声をかけても電車のなかで大声で泣いたりするものです。
子どもが泣いている原因は、見知らぬ車内環境への不安や、もしくは朝起きてからの生活での不満などにあります。ということは原因追求をして、それを解決するという大人の思考モデルではどうにも対処できるものではありません。
また子どもへの対応だけではなく、周囲の方々の目も気になりますね。親としての力量を周囲から問われているようですし、また言っても聞かない年齢の子どもに声を荒らげて、静かにするように伝えても仕方がないですしね。
最近(2015年2月)、ダウンタウンの松本人志さんが「新幹線で子供がうるさい。。。子供に罪はなし。親のおろおろ感なしに罪あり。。。」とツィートし、ウェブ上で話題と議論を呼んだことを覚えている方も多いでしょう。
ここで言及されているのが、もし小学校3年生くらいの普通のお子さんで、周囲の状況に構わず騒いでいたのでしたら、親の責任だと考えられるでしょう。しかし、2~3歳のお子さんが親の再三再四の声掛けや対処の後でもまだうるさく、保護者も疲れ果てていた状況でしたら、致し方ないと思うのが大人ですよね。
いずれにしても、様々な状況がありますが、お母さん・お父さんが悩まれているのは、いざ電車のなかで子供がぐずり出したらどうすればいいのかということです。以下、年齢別に可能な限りの対処をお伝えしたいと思います。