まっちなび-企業・団体紹介

NPO法人 ちゃいるどネット大阪

子ども達一人ひとりの安全が守られ、安心して持てる力を発揮できる環境が奪われている今日、子どもの人権を守る保育所(園)・幼稚園・こども園・子育て支援施設の果たす役割がたいへん大きくなっています。すべての子どもにゆたかな自尊感情と他者を尊重し対等な関係を築く力を保障する保育をつくりだすために、保育者の資質向上に向けた「研修」「研究」「情報発信」の事業に取り組んでおります。キャッチフレーズは「はぐくもう 子どもが人権の主体として育つ力を」です。

活動内容

更新:2016-03-22

保育者の資質向上に向けた事業

1.研修事業
 保育・子育て支援に関わる方のスキルアップとエンパワメントに向けて多彩でタイムリーな内容で研修を行っています。
独自で行っている人権保育講座には毎年、延人数3,800人の受講者がおられます。「保育に対する自信ができた」という多くの方からの声に見られるように、子ども理解や保育内容を振り返る学びとなっています。
テーマとして乳児保育、クラスづくり、障がい共生保育、子育て支援、表現、健康支援など内容に関わるものの他に、新任、所(園)長・主任等リーダーなど、保育経験や職務に応じた研修など、約50講座を開催しております。
保育制度の変更に伴い、認定こども園が増えていく中で、0歳からの養護をベースとした教育的な関わりの重要性が改めて見直されています。それが「乳児保育」をテーマにした研修ニーズの高さに表れていると考えます。

 独自研修以外に、共催研修・委託研修も行っています。共催研修には大阪府市町村振興協会(マッセOSAKA)と行うブロック研修があります。大阪府内4ブロックでニーズに応える研修を企画し、各ブロック100名~150名の参加者があります。
 委託研修ではこれまで大阪府と政令中核市(大阪市を除く)からの委託を受け、リーダー養成を目的とした人権保育研修を行ってきました。

研修風景
研修風景

2.研究事業
 子どもを取り巻く今日的な課題、人権を大切にする心を育てる保育や子育て支援の充実に向けて研究し提案するという目的で、保育内容・保護者支援に関わる定例研究会を開催しています。他にも短期間で提案をまとめるという目的で、短期の研究会を持っています。

3.情報発信事業
 研究・研修事業と連携をもちながら、保育関係者の学習教材や保育教材の制作に取り組んでいます。情報誌『ちゃいるどネットOSAKA』を年間8回発行し、保育情勢、保育理論、各地の実践をタイムリーに紹介しています。また、ニーズの高い乳児保育、絵本実践、クラスづくり等に関する図書の発刊、コミュニケーション力を豊かにし自尊感情と仲間への共感を育むための教材開発にも取り組んでいます。(写真)
青少年が引き起こす様々な事件に心を痛めることが増えている今日にあって、幼少期よりまず自分の気持ちを多様な手段で表現することが大切だと言われています。自分の気持ちに向きあい感じることを通して、他人の気持ちにも気づけたり大切に思う感情が育ってきます。そういう育ちを援助するための教材として、「いま、どんなきもち?」教材として、コミュニケーションカード、パペット、シールなどを制作しました。これらは乳幼児から青少年まで、また大学などでも活用されています。

企業・団体の概要

▶お問い合せ
  • 所在地: 〒540-0006  大阪市中央区法円坂1-1-35アネックスパル法円坂
  • TEL:06-4790-2221
  • 設立:平成21年4月
  • 代表者氏名:農野 寛治 大方 美香
  • 事業内容:研修・研究・情報発信 事業
  • ホームページ:http://www.childnet.or.jp/