皆さんは、子どもが、「朝の忙しい時に、お味噌汁をこぼした時」にどんな風な対応をされますか?
「いい加減にしなさい!!」と怒るがみがみママ。「こんなところに置いたママが悪かったね。」とママが拭いてしまうあまあまママ。皆さんはどちらですか?中には怒りながら、拭いてしまう「がみがみ、あまあまママ」もたくさんいますね。楽育ママでは、子どもに、「どうしたらいいと思う?」と声掛けして子どもに拭いてもらうことを、お勧めしています。
毎⽇の育児の中で何回⾔ってもこぼしたりして、イライラする事がありますよね。しかし決して⼦どもはお⺟さんを困らせようとしてこぼすのではありません。親を困らす目的でしたのでない行動は「失敗」です。子どもの今の問題と思っている事を思いだしてください。お茶をこぼす等は、親を困らそうとしてこぼすのではありません。実際、親は困るかもしれませんが、子どもは親を困らそうとしたのでは、ありません。そう思うと、親の思う子どもの問題はほとんど、失敗かもしれません。子どもは、失敗を繰り返しながら、段々と上⼿になっていくのです。そのたびに怒られていては次第にやる気のない⼦どもになっていきます。
またいつもお⺟さんが⼀⼈で後始末をしていると、何も出来ない⼦どもになってしまいますよね。ではどうしたらいいのでしょうか?
そこでお助けマンです。例えば3歳なら…
①「⼤丈夫」と声をかける
まずは「⼤丈夫?」と声をかけて⼦どもに安⼼をプレゼントして下さい。大きくなってからの自尊心は小さな子どもの時に
居場所あると思えることから育まれます。何か失敗をしても安全・安心なところから、育まれます。
また、⼦どもに「⼤丈夫?」と声をかけることでお⺟さん⾃⾝も落ち着きます。
②⼀緒に⽚付ける
「あらこぼれちゃったわね。どうしましょう?」と⼦どもに声かけします。
⼩さな⼦どもに「⽚付けなさい!」と怒っても、⽚付けると⾔う具体的なことが分かりません。最初は「こんなふうにふくのよ」と⼀緒に⽚付けて、お⺟さんが⽚付けのモデルになります。お⽔なら1〜2歳でもタオルで拭くことができます。3歳ならお味噌汁の具など難しいところはお⺟さんが⼿伝って、後は⼦どもに任せるのもいいですね。もちろん出来ない所は⼀緒に⽚付けます。
③こぼしたことを謝る
作ってくれた⼈に、また、こぼれて⾷べられなかったお味噌汁にも謝れる
⼦どもに育てたいですね。
④これからどうすればこぼさないか相談する
「次からはどうしたらいいかな?」と優しく話し合うのがお勧めです。もし分からなければ、「こんな風にするといいね。」と優しく教えてあげてくださいね。
※このワークでは「お⺟さん」を⼤⼈の総称として使っています。