今が旬!苺は3拍子揃った人気の野菜

大阪YMCA こども園事業部( 大阪YMCAは、4つの保育園と2つのこども園を運営しています。そこで管理栄養士をしている人たちが交代で執筆しています。)

更新:2016-05-16

今や年中食べることができる苺ですが、ハウス栽培は10月下旬~翌年5月頃、路地物は5、6月に収穫され、今がおいしい旬の時期です。

ケーキや大福、ジャムなどお菓子には欠かせない存在ですが、実は苺は果物ではなく野菜なのです。種を植えて1年で実をつけて枯れてしまうものを野菜、実をつけるまで2年以上必要とし、その後は何度も収穫されるものを果物と分類するそうです。しかし甘くてかわいい色と形の苺はおかずではなく、デザートとして食されるので販売時には果物として扱われています。見た目や味だけでなく、栄養価も高く、ビタミンCが豊富で、中粒なら7粒で1日の必要量が摂れ、風邪やストレス予防、美肌作りに効果的です。赤い色素成分のアントシアニンは、眼精疲労回復やがん予防にも効果があるといわれています。味、容姿、栄養と3拍子揃った人気の苺は、単価が高く、地域活性化のため、各地で独自のブランド化への品種改良が活発に行われ、白い苺や1粒5万円なるものも登場する白熱ぶりです。

さて、みなさんは、ブランドの区別がつきますか?

<代表的な苺の品種>
とちおとめ(栃木)…甘みが強く日もちが良い。日本一の生産量
あまおう(福岡)…「赤い・甘い・大きい・うまい」の頭文字で名づけられた
さがほのか(佐賀)…大粒で甘みが強く酸味が弱い
紅ほっぺ(静岡)…大粒で鮮やかな赤色、甘みと酸味のバランスが良い
ゆめのか(愛知)…整った円すい形で果肉はやや硬めでジューシー
とよのか(福岡)…少し丸くて適度な酸味
さちのか(福岡)…果肉が薄紅色で糖度が高く日もちがする
あすかルビー…奈良の赤い宝石と呼ばれる。大粒でジューシー

★とっても簡単!苺を使ったお祝いのチーズケーキ

【材料】18cm丸型1台分(使い捨て型紙でも可)
A)卵…2個、砂糖…50g、薄力粉…大さじ3
  カルピス(苺)またはレモン汁…大さじ2
B)クリームチーズ…250g、生クリーム…200cc

飾り)苺、市販のクッキー(写真は苺のタルト)、
   チョコペン(白)、生クリーム

【作り方】
・クリームチーズは電子レンジで加熱して柔らかくしておく。

1.ミキサーにAを入れて攪拌する。(ハンドミキサーでも可)
2.次にBを入れて全体がなめらかな生地を作る。
3.型に生地を流し込み170℃のオーブンで40~50分焼く。
4.粗熱をとり、冷蔵庫で冷やしたあと、市販のクッキーの上にチョコペンでメッセージを書き、苺を半分に切ってハート型にしたものをお皿に飾る。

執筆者

  • 大阪YMCA こども園事業部
  •  大阪YMCAは、4つの保育園と2つのこども園を運営しています。そこで管理栄養士をしている人たちが交代で執筆しています。
  • ふぁみなび: 大阪YMCA紹介ページ