生まれながらに備わっている味覚の不思議

大阪YMCA こども園事業部( 大阪YMCAは、4つの保育園と2つのこども園を運営しています。そこで管理栄養士をしている人たちが交代で執筆しています。)

更新:2016-03-28

最近は親子で外食する機会も多いのではないでしょうか。外での食事は「濃い味だな」と感じる等、人によって味覚は様々です。今回はその味覚についてのお話です。
味覚は主に「塩味・甘味・旨味・苦味・酸味」の5つに分けることができます。このうち、「塩味・甘味・旨味」は母乳に含まれる味と言われており、生きていくうえで必要不可欠な為、本能的に好きな味となります。「苦味・酸味」は“毒物”や“腐ったもの”と認識し、「食べると危険かもしれない」と判断してしまい嫌いな味となります。
苦味・酸味に慣れる為には離乳期から味覚の経験をたくさんさせてあげることが大切になってきます。食の経験を重ねることで酸味・苦味も「安全なもの」と判断できるようになってきます。酸味や苦味はその識別が鈍かったりするので、生活の中で経験から慣れ親しんでいく必要があります。
とさぼり保育園では毎日様々な旬の野菜やお魚を届けてもらい、いろいろな味を子ども達に提供しています。そこで今回は旬の「かぼちゃ」を使った子ども達にも人気の「かぼちゃのごま和え」の紹介です。

★かぼちゃのごま和え

《材料》(大人4人分)
かぼちゃ 1/4~1/3個
白ごま 小さじ2
砂糖 小さじ1
薄口醤油 小さじ1

《作り方》

①かぼちゃを一口大のコロコロに切り、竹串を刺してすっと通るくらいになるまで蒸す。(湯がく、もしくは電子レンジでもよい)
②ごまをすり、調味料と合わせる。
③かぼちゃが熱いうちによく混ぜた調味料を加え、まんべんなく和える。

 

執筆者

  • 大阪YMCA こども園事業部
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