発熱はウイルスに対して熱を上げることで死滅させるという人間の正常な防御反応とも考えらます。安易に散らすと、またぶり返してこじれることも。以下の蒸しタオル法をしてみるのもいいかもしれません。
いったん0.5℃ほど上がりますが、2時間くらいで1℃は下がります。そのあと、再度上がってくるようなら受診してくださいね。そのまま上がってこなければ、もう回復期に入っていきます。
子どもは熱を上げてウイルスをたたくという経験を繰り返すことで免疫力を作ります。安易な解熱剤は禁物。
① ハンドタオルを3本、水で絞って、レンジでチンする(2分くらい)
② パタパタして折りたたんで、うなじ(頭蓋骨と首のつなぎ目)にあてる。小さい子の場合は自分の肘にタオルを置いて子どもの首をそこに置いて抱っこしてあげる。または授乳する。
③ 1本3分間×3本分する。徐々にタオルが冷めていって、また熱いのをするのがコツ。
うなじには延髄といって体温調節中枢があるので、そこが刺激されて熱が下がります。これで下がらないときは風邪ではなくて何か病名のある病気。受診しましょう。